クレジットカードの番号はどこにある?数字が示す意味や番号の重要性を解説

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クレジットカードを初めて持つという方や、慣れていない方はネットショッピングなどでカード番号を入力する際に、どれがカード番号か分からず困った方もおられると思います。

また、クレジットカードの番号には同じ番号は1つもなく、それぞれの番号は世界で1つしかない固有の番号です。決済の際に有効期限などと共に重要な役割を果たしており、カード番号がばれたら悪用される危険性も高まります。

ここでは、カード番号について桁数や番号から分かること、その重要性などについて詳しく紹介します。

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クレジットカードのカード番号の位置と桁数

まずはじめに、クレジットカードの番号の位置と、カード番号の数字の桁数についてです。カードの番号の位置が分からないとネットショッピングで買い物も出来ません。

まずはクレジットカードの番号の場所、番号の桁数、ネットショップなどでのカード番号の入力場所、そしてカード番号を打ち間違えてしまった場合について紹介します。

クレジットカードの番号はどこにある?

すでにクレジットカードを持っておられる方は知っておられると思いますが、クレジットカード初心者の方にはどこがカード番号なのか迷う方もおられると思います。クレジットカードのカード番号は、カード表面にあり、凹凸のエンボスがされているか、印字されています。

クレジットカード カード番号の位置

上のカード見本の赤字で囲っている数字の部分がそのクレジットカードの番号になります。どのクレジットカードの場合もカード中心あたりに確認でき、長いい桁数の数字が横並びになっています。

ネットショッピングの際に、カード番号を入力する場合は自分のカード番号を入力していきます。

クレジットカード番号の桁数は国際ブランドによって違う

先ほどの見本では、カード番号の桁数(番号長)は16桁ありました。しかし、全てのクレジットカードの番号が同じ桁数とは限りません。これは、カードの国際ブランドによって桁数が異なります。

国際ブランド 桁数
VISA 16桁(4桁 4桁 4桁 4桁)
MasterCard 16桁(4桁 4桁 4桁 4桁)
JCB 16桁(4桁 4桁 4桁 4桁)
American Express 15桁(4桁 6桁 5桁)
Discover 16桁(4桁 4桁 4桁 4桁)
Diners Club 14桁(4桁 6桁 4桁)
中国銀聯 16桁(4桁 4桁 4桁 4桁)
  • 16桁はVISA、MasterCard、JCB、Discover、中国銀聯の5ブランド
  • Amexは15桁、Dinersは14桁

カード番号の桁数をカード会員が知っていてもそれほどメリットはありませんが、一応そういう形で決まっています。()内は、カード番号を途中に何桁で区切られているかを示しています。VISAなどは、4桁の数字が4つで合計16桁のカード番号を構成しています。

クレジットカードの番号を入力する場所

ECサイトなどによって異なりますが、大抵の場合この様にカード番号を入力するボックスがありますので、ここに自分のカード番号を必ず半角数字で入力していきます。また、ハイフンなどの区切りが無い場合は、そのままカード番号を左詰で順番に続けて入力していく形になります。

クレジットカード番号を打ち間違えた場合

ネットショッピングなどで、クレジットカードの番号を打ち間違えてしまった場合、決済前(送信前)であれば再度打ち直せばOKです

決済ボタンを押してしまった場合でも心配は要りません、単にエラーが返ってきて決済は通りません。(支払いできない状態)

  • 決済に失敗しました。入力内容に間違いが無いかご確認下さい
  • クレジットカード情報に誤りや変更がないかお確かめ下さい
  • クレジットカード決済に失敗しました。カード情報に誤りが無いか確認ください

この様に決済ができなかった場合には、サイトによって様々なメッセージが表示されます。場合によってはエラーコードやエラーの理由なども合わせて表示されます。

仕組みとしては、クレジットカード決済をする場合、購入ボタンを押すとそのクレジットカードの有効性をチェックするオーソリが行われます。そして、カード番号の打ち間違いや、有効期限切れ、セキュリティコードの誤りがあると決済システムが決済を否認します。

従って、この様にエラーメッセージが出たらエラー内容を確認の上、画面の指示に従って再度正確にカード番号を入力し直して決済する必要があります。

カード番号の数字が示す意味

カード番号の数字が示す意味

カード番号はランダムで割当てられ生成されているものではありません。カード番号には規則があり、ISO/IEC 7812で規定されている国際規格に沿って付けられます。そして、カード番号は以下の4つの要素で左から右へ向かって構成されています。

  • 主要産業識別子
  • 発行者識別番号
  • 口座番号
  • チェックディジット

カード番号の1桁目(主要産業識別子

カード番号の1桁目(主要産業識別子)

カード番号の1桁目は、主要産業識別子(MII:Major industry identifier)と呼ばれるもので0~9まであり、銀行や金融機関は3~6までの数字が割当てられています。それ以外は航空や輸送、石油、医療などの産業に割当てられています。

産業 産業識別子の値
ISO予約 0
航空 1
航空、その他将来発生する産業 2
旅行・娯楽、銀行・金融 3
銀行・金融 4
銀行・金融 5
運送、銀行・金融 6
石油、その他将来発生する産業 7
ヘルスケア、医療、通信、その他将来発生する産業 8
国ごとに割当て可能な値 9

見本のカード番号の場合、「4」ですので銀行・金融業界を意味しています。

カード番号の先頭6桁(発行者識別番号

カード番号の先頭6桁(発行者識別番号)

カード番号の先頭6桁は、発行者識別番号 (IIN:Issuer Identifier Number) 又は銀行識別番号(BIN:Bank Identification Number)と呼ばれるものです。

見本のカード番号では、「4897 83」までの6桁が発行者識別番号となり、発行元のクレジットカード会社(イシュアー)を判別することができます。そして、数字の先頭から国際ブランドへ数字(プレフィックス)が割当てられており、このプレフィックスを見ればどこの国際ブランドか分かります。

国際ブランド プレフィックス
VISA 4
MasterCard 5
JCB 3528~3589
American Express 34、37
Discover 60110、60112~60114 など
Diners Club 300~305、3095、36、38、39
中国銀聯 622126~622925、624~626、6282~6288

VISAならはじめの4が割当てられており、4以降の数字は、VISAと直接ライセンス契約をしているクレジットカード発行会社(プリシンバルメンバー)に割当てられられています。

カード番号の7桁目からの数字(口座番号)

カード番号の7桁目からの数字(口座番号)

カード番号の7桁目から最終2桁目(最大12桁)までの数字は、会員のカード口座番号を示しています。これは、クレジットカード会社がカード会員を識別・管理するための番号で、いわゆるカード会社におけるカード会員番号に当たります。

最後の末尾1桁(チェックディジット

最後の末尾1桁(チェックディジット)

カード番号の最後の1桁は、チェックディジット(check digit)又はチェックサムと呼ばれるもので、検査数字とも呼ばれています。これは符号に誤りが無いかを検出するためのもので、カード番号に間違いがあると正しく決済ができません。

そういったミスが無いように、Luhnアルゴリズムというチェックサム方式で検証する時に使われます。

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クレジットカードの番号の重要性について。悪用されると大変なことに・・・

クレジットカードの番号はとても重要なもので、有効期限やセキュリティコードと共にカード決済には欠かせないものです。万が一これらの情報が漏洩したりすると不正使用など悪用されてしまいます。

もちろんカード番号だけを知られただけでは悪用されにくいです。

しかし、ネットショッピングではカード番号有効期限があれば決済できる場合もありますし、さらにセキュリティコードも知られると、多くのネットショッピングで不正使用が可能となります。

ネットショッピングは、非対面取引ですのでなりすましでもバレにくく、リスクも高くないので悪用され被害は増加傾向にあります。

クレジットカードの不正使用被害は番号盗用被害が多い

日本クレジットカード協会のまとめによりますと、平成29年1月~6月までの番号盗用被害額は約85億円となっており、全体の約72%を占めています。昔は偽造カードによる被害が多かったのですが、最近では圧倒的にカード番号が盗まれて悪用されるケースが多くなっています。

そして、その被害はインターネット上での不正使用によるものとなっています。街にある加盟店ではカード番号や有効期限が分かっていてもクレジットカード自体が無ければ決済出来ませんが、ネットショッピングなどはカード本体は不要です。

また、国際ブランド側が提供しているネットショッピング認証サービス(本人認証サービス)を導入している加盟店であれば、決済画面で別途認証画面が立ち上がり、専用の暗証番号を入力しないと決済できない仕組みもありますが、ネットショッピング認証は全てのショップで導入されている訳ではありません

クレジットカード不正使用被害の発生状況(日本クレジットカード協会)

クレジットカードの番号盗用の手口

クレジットカード番号は様々な手口で盗用される可能性があります。大丈夫と思っていてもちょっとした油断や隙があると簡単にカード番号などの情報を盗まれてしまいます。

カードを盗み見る

クレジットカードの番号盗用で身近なのが、カード自体を盗み見られてネット通販などで悪用されるケースです。

  • 友人がクレジットカードを見せてと言ってきてカードを見せた際にスマホでこっそり録画されていた
  • 支払いで店員がクレジットカードを預かった際に写していた
  • カードが悪用されていると電話があり、カード番号、有効期限、セキュリティコードを相手に伝えた
  • 家に保管していたのを子供が勝手に控えた

もちろん友人や店員、家族などは疑いたくは無いものですが、現に店員がカードを預かりボイスレコーダーに録音して悪用されたケースもあります。他にもこっそり写真に撮られていたり、子供が勝手に親のカード情報を控えてアプリに課金していたといったケースもあります。

クレジットカードはカード会員本人のもので、しっかりと管理する必要があり、過失があると判断されると損害を補償してもらえない場合もあります。また、お店でもカードを渡した店員から目を離さないようにし、不審な行動をしていないか注意が必要です。

また、クレジットカードの番号や有効期限などは絶対に聞かれても教えないようにする事が大切です。行政や警察などもそのようなカード情報を聞くことはまずありえませんし、必要があれば裁判所を通じてカード会社へ調査が可能です。

フィッシングやウイルス

フィッシングは、クレジットカード情報を盗み出す為のWEBサイトにカード番号などを入力して送信してしまい盗まれるケースで、ダイレクトメールから偽のWEBサイトに誘導したり、WEBサイトを模倣したりするものもあります。

精巧に模倣されたWEBサイトは判別が難しく、油断したりしっかり確認しないで安易にカード情報を入力してしまい、そのままカード番号などを盗まれる事もあります。

また、何らかの原因でウイルスに感染していてそのPCでカード情報入力の際にウイルスによって偽の入力画面にカード情報を入力してしまいカード情報が盗まれるというケースもあります。

情報漏えい(流出)

ECサイトなどでクレジットカード情報を登録している場合に、そのECサイトがセキュリティの脆弱性を突いて攻撃を受け、カード情報が漏えい・流出してしまうケースもあります。最近では決済代行業者でもカード番号などの情報が流出した事件などもあります。

特に注意したいのは、カード番号などを盗み見られるのとフィッシングです。これらはある程度自衛ができますので注意したい所です。

クレジットカードの番号部分をシールで隠すのは有効?

クレジットカード番号の盗用が怖いからお店で利用するカードにはカード番号部分にシールを張って見えなくしておけば良いと思うかもしれませんが、エンボス部分は膨らんでおり、シールが上手く貼り付けられるか不安です。

また、カード読み取りの際やATMに挿入する際に読み込みエラーや詰まったりしてエラーが起こる可能性があるのであまり良い方法とは言えません。裏面のセキュリティコード部分にシールを貼り付けている人はおられるようですが・・・

いずれにしても、隠すよりも店員が不審な行動をしていないかよそ見せずに見ておくことが大切です。クレジットカードを通す以外の動きをしたり、カードを持ったままその場を離れたりしたら声をかけて一旦カードを返してもらうなどした方が良いです。

カード番号や有効期限などのクレジットカード情報は売買されている?

クレジットカードの番号などを盗用し不正使用する事は犯罪ですが、こうした盗んだカードの番号や有効期限などは裏で売買されていたりもします。単に盗んだ人が個人的にネット通販で買い物をするという場合もあります。

一方で、フィッシングや情報漏えい・流出では、大量のカード情報や個人情報を収集され売買されます。1件当たりの単価としては数十円~数百円ですが、量があればそれなりの価格となります。

クレジットカードの番号の変更はできる?

クレジットカードのカード番号は基本的には変わる事はありません。例え有効期限が切れて新しいカードに更新された場合でも、変わるのは有効期限とセキュリティコードです。(セキュリティコードは変わらない場合もあります)

では、クレジットカードの番号が変わる時というのはどういう場合かというと、基本的には不正利用が発覚した場合やその可能性がある場合に変更されます

これは、2つのパターンがあります。

  • クレジットカード会社が不正利用によりカード番号を変更
  • 利用者がカード会社に変更を申し出る

カード会社が変更する場合は、不正利用が確認された場合にカードを止めて新しいカード番号のクレジットカードを発行し、不正利用の被害を拡大させない為に取る処置です。

利用者がカード会社にカード番号の変更を依頼する場合は、例えばECサイトでカード情報が流出したニュースが流れ、カード会社が会員から申し出があればカード番号変更の対応をするとアナウンスした場合です。

基本的には何も理由が無いのにカード番号の変更はしてもらえない場合が多いです。変更できたとしても発行手数料を支払う事で対応してもらえる場合もあります。(基本的に自己都合でのカード番号の変更は難しいです)

[参考] カード番号の頭6桁から分かる発行者とカードの種類

カード番号の数字が示す意味の、発行者識別番号の項目でも紹介しましたが、この先頭6桁の数字で発行者やカードの種類も表しています。参考程度に紹介したいと思います。

もちろんここで紹介している以外にも多くの識別番号に割当てられたカードの種類があります。これらはほんの一部です。

国際ブランド 識別番号(IIN・BINコード)/カードの種類
VISA 4205 10 イオン
4205 12 イオンゴールド
4220 02 ライフカード
4297 69 楽天カード
4525 82 JACCS
4525 84 REX CARD Lite(JACCS)
4534 12 DCカード
4538 65 NICOS
4541 10 ローソンPontaカードVisa(セゾン)
4541 22 セゾン
4541 41 UCカード
4542 85 VIEWカード
4897 83 EPOSカード
4980 03 三井住友VISAクラシック
4980 05 ラブプラスvisaカード、アイマスvisaカード
4986 12 セブンカード
MasterCard 5210 12 楽天カード
5250 48 UCカード
5252 15 セゾン
5257 01 OMC
5279 70 DC
5312-80 イオンカード
5312 92 JACCS
5436 16 アコム
JCB 3528 55 セゾン
3540 08 JCBカード
3540 21 スルガ銀行JCB
3540 23 JCB-LINDA
3540 23 JCBコーポレート一般
3540 25 ANA JCB一般カード
3540 28 さくらカード一般
3540 88 Persona JCB
3541 01 JCB GOLD
3541 80 JCB THE CLASS
3542 90 小田急ポイントクレジットカード
3582 04 日専連JCB
3584 03 楽天カード
3584 10 イオンカード
3587 50 OMC
3587 87 View-Suica、ルミネカード
American Express 3761 01 アメックスゴールド
3761 04 アメックス
3761 32 DELTA SKYMILES AMEX GOLD
3761 35 ANA AMEX
3761 35 AMEX Platinum
3777 81 セゾン AMEX
3778 58 MUFGカード ゴールド
Diners Club 3691 16 Diners 一般
3691 17 ANA Diners Super Flyers Card Premium
3691 61 JAL Diners
3695 63 Diners コーポレート
中国銀聯 6229 20 三井住友銀聯カード

※Discoverカードは日本での発行はありません。

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