クレジットカードの1回払いについてメリット・デメリットなど詳しく紹介

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クレジットカードの支払方法の一つに1回払いというものがあります。分割払いやリボ払いのように何回かに分けて支払うのではなく、商品の代金などを1度の支払日に全て支払う方法でスタンダードな支払方法で非常に多いです。

1回払いは手数料もかからずお得な仕組みですがメリットもあればデメリットもそれぞれあります。

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クレジットカードの1回払いとは?

クレジットカードの1回払いとは?

加盟店でクレジットカード決済する際に、支払方法は1回払い、分割払い、リボ払といった種類から選択する事ができます。

この中で、1回払いとは、決済した代金を次の支払日に全額支払う支払方法です

10,000円の商品を買った場合には、次の支払日に10,000円引落しとなります。

1回払いは、ちょっとした買物や日常生活での支払などで利用される方法で、家計やお小遣いに負担のない場合などに向いています。逆にテレビなど大型家電など高額な商品は分割払いなどが利用されます。

支払方法 内容
1回払い 全額を次の支払日に支払う方法
分割払い 支払の回数を指定し、分けて支払をする方法2回以上は分割払いとなります
リボ払い 金額や件数に関係なく毎月指定の支払金額を支払う方法で毎月の支払額がほぼ一定にする事が可能
ボーナス一括払い
(ボーナス一括払い)
ボーナス時期にまとめて一括で支払う方法

※ 加盟店によって支払方法が選択できない場合や対応していない場合があります。特にボーナス一括払いに対応していない店舗もあります。

1回払いしかできない加盟店もある

1回払いしか支払方法を選択できない加盟店もあります。例えばコンビニやスーパーマーケットなどは分割払いなどは選択できない場合がほとんどです。大抵の場合、クレジットカードの支払は1回払いのみ利用可能と書かれています。

基本的には普段の買物などの小額利用の場合や、商品の形状やサービス形式によってはクレジットカード決済は1回払いしかできない場合があります。

尚、リボ払い専用のクレジットカードの場合は次のような扱いになります。

リボ払い専用のクレジットカードは1回払いにならない

クレジットカード会社のカードの種類によっては、リボ払い専用のクレジットカードもあります。この場合は初めからリボ払いしかできない仕様になっており、1回払いにはできません。もちろん分割払いにもできませんし途中で変更もできません。

自動的に全ての利用がリボ払いになります。例え加盟店での買物の際に1回払いでと言っても、リボ払いに変わります。

  • リボ専用カードはお店では1回払いとなっても、クレジットカード会社への支払はリボ払いとなる

申込時には小さくリボ払い専用という風に書かれていたりしますので、このようなリボ払い専用カードでは1回払いは出来ません。(1回払いっぽくする事は出来ます)

主なリボ払い専用カード

  • エブリプラス(三井住友カード)
  • JCB EIT(JCB)
  • Jizile(三菱UFJニコス)
  • P-one Wiz(ポケットカード)
  • ファミマTカード(ポケットカード)

リボ専用カード以外にも、入会時にリボ払いに設定していた場合や、自動的にリボ払いになる設定をしていた場合にも、1回払いとはならずリボ払いとなります。

クレジットカードの1回払いのメリット

クレジットカードの1回払いのメリット

クレジットカードの1回払いのメリットは主に2つあります。

  • 手数料がかからない
  • 金額や何に利用したか把握しやすい

1回払いは手数料不要

クレジットカードの1回払いのメリットに手数料が不要である点が挙げられます。8万円の商品を1回払いで決済すれば、口座振替で支払日に引落しされるのは8万円です。クレジットカードの1回払いに金利などは関係ありません。

これが分割払いやリボ払いにすると、1回の支払は1回払いよりも少なくなりますが、手数料が上乗せされるので、本来の商品価格よりも多いお金を支払う事になります。金額が大きいほど、そして支払う期間が長いほど手数料は大きくなっていきます。

ある程度の商品でも1回払いする余裕があるのなら、1回払いで支払っていた方が余計な手数料もかからずお得です。

8万円の商品を購入した場合の例

例えば8万円の商品を1回払いと分割払いで購入した場合の比較です。(分割払いはあくまでも例で必ず同じ手数料になるとは限りません)

【1回払い】

次の支払日に口座から8万円が引落しされます。それで商品代金の支払は完了です。

【分割払い(6回/15.0%)】

8万円の商品を6回に分割して購入した場合、1回の支払額は12,000~13,000円程度ですが、手数料が発生しますので、トータルで83,354円支払う必要があります。本来なら8万円で買えるのですが、分割手数料で3,354円多く支払う必要があります。

項目 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目 トータル
支払元金 12,923 13,084 13,248 13,413 13,581 13,751 80,000
手数料 821 838 674 509 341 171 3,354
支払合計 13,744 13,922 13,922 13,922 13,922 13,922 83,354

【分割払い(12回/15.0%)】

もしも12回払いにした場合、1回の支払額は6,000円程度になりますが、手数料はトータルで6,465円必要となります。

クレジットカード会社によって分割手数料やリボ払い手数料、方式などが異なるので必ず同じ数字とは限りませんので注意が必要です。

1回払いは利用金額や何に利用したか把握しやすい

2つ目のメリットとしては、どのような商品やサービスの決済に利用したかや、その金額がはっきりと分かりやすいというメリットもあります。何で利用したのか、いくら使ったのか1つ1つ分かります。

これをリボ払いにすると、購入した商品・金額・件数に関係なく毎月の支払が一定になります。毎月の支払が一定になるので、1回の支払額は分かりやすいですが、クレジットカードで毎月色々と購入していてリボ払いにしていると、今どの商品の支払をしているのか分からなくなります。

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クレジットカードの1回払いのデメリット

クレジットカードの1回払いのデメリット

手数料もかからず、購入した商品を直近の支払日に全額支払う1回払いはメリットだけではありません。もちろんデメリットもあります。

  • 高い買物をする場合は家計の負担になる
  • 抗弁権は使えない

高額商品は1回払いでは負担となる場合がある

1回払いのデメリットは、高い商品を購入した場合にはそれなりの負担となる場合があります。例えば大型家電・パソコン・一眼カメラなどなど、高額な商品を1回払いで購入すると家計を圧迫する可能性があります。

もし、大丈夫と思っていても予定外の出費があった場合に支払に困る可能性が出てきます。

割賦販売法の抗弁権は1回払いでは使えない

さらに1回払いのデメリットとして、抗弁権が行使できないという点があります。これは万が一の際に影響を及ぼします。

抗弁権は、割賦販売法で認められているクレジットカード会社からの請求を一時的に拒否する事ができる権利です。もちろん条件を満たさなければ使えませんが・・・

抗弁権が役立つ例として、とある商品やサービスをクレジットカード払いにした場合で、商品に欠陥があった場合や詐欺被害、会社が倒産し商品やサービスの提供を受けられなくなった場合などに使えます。

しかし、この抗弁権は割賦販売法で認められており、1回払いはその法の対象外となっていますので、1回払いで購入した場合は抗弁権は使えません。

抗弁権が行使できる支払方法 分割払い、ボーナス一括払い、リボ払い
抗弁権が行使できない支払方法 1回払い

例えば、ある商品を購入した場合で、そのが届かずお店とも連絡が取れなかった場合、分割払いにしていたら抗弁権によりクレジットカード会社からのその請求を拒否する事ができます。

しかし、1回払いにしていた場合には抗弁権は対象外で使えないので、クレジットカード会社からの請求に応じる必要があります。この様に、一概に1回払いが良いという訳でもなく、万が一の場合は抗弁権が使えないデメリットもあります。

割賦販売法の見直しなどは検討されていますが、クレジットカード会社などは、1回払いを割賦販売法の対象にする事には反対しています。

1回払いは後から変更が可能

クレジットカードの1回払いは、後から他の支払方法へ変更をする事が可能となっています。クレジットカード会社によっては、1回払いから分割払い、リボ払いへと変更できます。

支払える見込みで1回払いをしていた商品が、予定外の出費があって支払が厳しくなった場合や、支払っても給料日までの生活がギリギリといったような場合には、後から変更できるサービスは便利です。

  • 後から分割払い
  • 後からリボ払い

これは、カード会社によって呼び方は異なりますが、こういった変更のサービスがあり、支払日よりも一定の決められた日までに変更すれば適用されます。ギリギリに変更した場合、処理のタイミングによっては、さらに次の請求からの変更となってしまう場合がありますので注意が必要です。

いずれの場合も、クレジットカード会社の後から分割や後からリボ払いの説明ページに変更に間に合うタイミングが何日前までという風に記載されています。

1回払いの上限はいくらまで?その限度は?

クレジットカードの1回払いの上限に関しては、カード会員ごとによって異なります。この限度額は基本的に審査によって決まります。

例えばショッピング枠が50万円であれば50万円が上限で1回払いで購入が可能となっています。そのうち20万円を決済すれば残りは30万円が利用限度額となります。この利用限度額は、支払日に支払をするとその額が回復します。

この例でいくと、20万円が口座から引落しされればショッピング枠は30万円から50万円に限度が戻ります。

自分の利用限度額がいくらか調べる方法としては、クレジットカード会社の会員サービスから確認できたり、クレジットカードが届いた際の、カードの台紙にも記載されている場合があります。

クレジットカードの1回払いを英語では何と言う?

クレジットカードの1回払いを英語では何と言う?

日本では1回払いや分割払いなどいくつかの支払方法があり、カード払いの際に聞かれたり、自分から好きな支払方法を伝えて選択出来ます。

しかし、アメリカなど海外では一般的でない場合があります。例えばアメリカは基本的にリボ払いが多く、後で支払額を調整したりしていますので、そもそも支払回数を聞かれないと思います。

一応英語で1回払いは、「lump sum」や「lump sum payment」という表現になります。

lumpには「たくさん」や「かたまり」という意味合いがあります。sumは、合計や総額、全体といった意味があり、まとめて支払う⇒1回で支払うというようになっています。この他にも、「single payment」でも1回で支払うという意味があります。

ちなみに分割の場合は「installment payment」で、 installmentsで分割払いと認識されます。

日本で発行されるクレジットカードの多くは海外では原則1回払いしか選択できない

海外でのクレジットカード利用でリボ払いは避けたいと思って英語で1回払いを言えるようにしても、基本的に日本で発行されているクレジットカードの多くは海外でのショッピングは原則1回払いとなっています。

ですので、海外加盟店でのショッピングで1回払いなんて英語で言う必要もなく、クレジットカードを呈示して決済し勝手に1回払いとなります。

※一部クレジットカードはリボ払いに設定されている場合もあるので、変更できる場合は海外旅行の前にクレジットカード会社へ電話をして海外旅行の際に1回払いになるように手続きすることが出来ます。

リボ払い専用クレジットカードの場合は、何も言わなくてもリボ払いになります。

後からリボ払いなどに変更は可能

海外では1回払いしか出来なくても、クレジットカード会社によっては後から分割払いや、リボ払いに変更する事が出来る場合があります。支払日までにインターネットの会員専用ページや電話などでそれぞれ希望の方法へ変更手続きをすれば可能です。

リボ払いにしたものを、さらに1回払いに変更というのは出来ない場合が多いので、リボ払いの支払額を上げて1回払いのような形でリボ払い分を全額支払う形になります。

後から分割払いやリボ払い等に変更する場合は、変更手続きのタイミングが重要です。クレジットカード会社によってそれぞれ支払日の何日前までの変更が有効という具合に、変更のリミットがあります。これを過ぎてから変更すると、次の支払から有効となりますので注意が必要です。

主なクレジットカード会社の海外ショッピングでの支払方法と支払方法の変更について

主なクレジットカード会社の海外ショッピングにおける支払方法についてです。同じクレジットカード会社のカードでも種類があり、それぞれ異なる場合があります。

クレジットカード会社 海外での支払方法 後から変更
三井住友カード 原則1回払い 原則1回払い
三菱UFJニコス 原則1回払い 海外利用分割
リボ払いサービス
楽Pay(らくぺい)
ジェーシービー
(JCB)
原則1回払い 海外ショッピング分割払い
海外ショッピングリボ払い
支払い名人
クレディセゾン 原則1回払い リボ宣言
ポケットカード 原則1回払い リボ払い(出発前に手続き可)
オリエントコーポレーション
(オリコ)
入会時指定の支払方法
(1回払い又はリボ払い)
リボ払い
楽天カード 原則1回払い 後リボ
ワイジェイカード
(Yahoo! JAPANカード)
原則1回払い 後リボ

※ いずれのクレジットカード会社の場合も、入会時にリボ払いにしていていた場合などは、自動的にリボ払いになります。また、リボ専用カードなどもリボ払いとなります。

海外ショッピングの1回払いでクレジット決済手数料が発生する場合

海外ショッピングの1回払いでクレジット決済手数料が発生する場合

日本国内でのクレジットカードによるショッピングでは、クレジット決済手数料(サーチャージ)は加盟店側が負担しています。業種などにもよりますが、決済額の数%~数十%の手数料をクレジットカード会社側に支払っています。

加盟店側としてはこの手数料は負担となるのですが、そう言う決まりになっており、加盟店側がこのクレジット決済手数料をカード会員に上乗せして請求する事は禁止されています。

もしカード会員に決済手数料を負担させると規約違反となり、加盟店側はカード会社から指導が入り、最悪の場合加盟店契約を解消されます。

クレジット決済手数料(サーチャージ)が発生する国もある

一部の国ではクレジット決済手数料(サーチャージ)が法律によって認められている国があります。例えばオーストラリアなどでは認められており、実際にクレジットカードで支払をすると商品代以外にサーチャージを取られる場合があります。

この他にも、イギリス、オランダ、デンマーク、 スウェーデンなどの国でもクレジット決済手数料(サーチャージ)を支払の際に上乗せされる場合もありますので注意が必要です。

日本の場合は、こういう制度はありませんので、万が一上乗せされた場合はカード会社に連絡すればOKですが、海外の認められている国ではカード会社に連絡してもどうする事もできません。

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