クレジットカードには年会費無料のものと、毎年年会費を支払う必要のある有料のクレジットカードの2種類があります。最近は年会費が無料のクレジットカードも増えてきていますのでクレジットカードは年会費無料のイメージがある方もおられるかも知れません。
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年会費無料と有料のクレジットカードの違いについて
クレジットカードには年会費という会費があります。この年会費も無料のものと有料のものがあります。一般的に考えると毎年年会費が発生するクレジットカードよりも年会費無料で使えるクレジットカードの方がお得で魅力的です。
しかし、年会費を支払ってでも有料のクレジットカードを持っておられる方も多いのも事実です。そこで年会費無料のクレジットカードと有料のクレジットカードの違いを紹介したいと思います。
年会費無料のクレジットカードの特徴
年会費無料のクレジットカードは多くはクラスが最も低い一般カードである場合がほとんどです。一部ゴールドカードにも年会費無料のものはあります。
年会費無料のクレジットカードは広く会員を募っている
年会費無料のクレジットカードは、毎年発生する年会費をなくす事でより多くのカード会員を募り、より気軽により多く決済してもらう事を目的としている場合が多いです。
専業主婦や学生の方など属性が低い方に対してでも、限度額を低く設定し発行する場合があります。とにかく小さな数字でも多くの会員が利用すればトータルで大きな利益があげられます。
自社のサービスと相乗効果を狙っている場合も
イオンや楽天、ヤフーなど自社グループの店舗や通販サイトやサービスとの相乗効果でより多くの顧客を囲い込み、売上アップを狙っている場合もあります。また、ポイントを貯まりやすくする事でさらなる利用を促したりしている場合が多いです。
年会費が有料のクレジットカードの特徴
年会費の発生するクレジットカードは、一般カードからゴールドカード、プラチナカードなどクラスの高いクレジットカードに多いです。
付帯サービスの充実
年会費の発生するクレジットカードは付帯サービスが充実している傾向にあります。
例えば、付帯保険の内容が充実していたり、ゴールドカード以上なら空港ラウンジ(カードラウンジ)が利用できたり、医療相談サービス、ゴールドデスクなどなどいろいろと付帯サービスが付いています。
ステータス性がある
年会費無料のクレジットカードと比較すると、年会費の発生するゴールドカードなどはステータス性が高いです。もちろん最近ではステータス性を求めない方もおられます。
しかし、ゴールドカードやプラチナカードはそれなりの属性が無ければ持つ事はできませんので、今でも一定のステータス性は備えています。
ポイント還元が高いという訳ではない
年会費が発生するからといって、ポイント還元率が高いという訳ではありません。むしろ年会費無料のクレジットカードの方が利用する加盟店によっては還元率が高い場合があります。
年会費無料でも初年度無料や条件により無料のクレジットカードは注意
年会費無料のクレジットカードでも、しっかりとそのカードの年会費の項目を確認する必要があります。永年無料や永久無料というようにずっと無料である事が書かれていれば良いですが、初年度無料や条件により無料の場合は注意が必要です。
初年度無料
初年度無料とは、入会したその年だけは年会費が無料で、翌年度以降は毎年年会費が発生し請求されます。一般カードやゴールドカードでもこの様に初年度だけ年会費無料にして会員を募っている場合があります。
条件により無料
条件によって年会費が無料になるクレジットカードは、多くの場合は初年度年会費無料となっています。そして、翌年度以降は利用金額によって無料になったり、カード会社指定の支払方法の利用などで年会費が無料となるものがあります。
【例】
JCB一般カードは、以下の両方の条件を満たすと翌年の年会費が無料となります。これらを満たさなかった場合には翌年の年会費は1,250円+税が徴収されます。
- オンライン会員サービス「MyJチェック」の登録
- 年間合計50万円(税込)以上のショッピング利用
三井住友VISAクラシックカードは、リボ払い(厳密にはフレックス払い)にし、それで年1回以上のショッピング利用をすると年会費が無料になります。
- マイ・ペイすリボを設定の上、年1回以上のカード利用
自分の申込むクレジットカードがずっと年会費無料なのか、初年度だけ無料なのか、条件によって無料になるのか初めにしっかりチェックが必要です。
クレジットカードで必要となる費用に関しては以下の記事でも紹介しています。
年会費無料と有料ではどちらのクレジットカードがお得?
年会費無料か年会費有料のクレジットカードではどちらがお得かは利用する人によって変わってきます。
単純に決済さえできれば良いという方であればわざわざ年会費を支払うのはもったいないです。決済できる加盟店は年会費は関係なく国際ブランドさえしっかり選んでおけば問題ありません。
また、専業主婦や学生さん、初めてクレジットカードを持つという方にも年会費無料のクレジットカードはお勧めです。
一方で、ワンランク上のサービスを求めている場合には年会費を支払ってでもそれらの恩恵を受ける事もできます。ゴールドカードにはレストランでの食事、旅行やエンタテイメントなどいろいろな特典が用意されていたりします。
他にも、空港ラウンジサービスや場合によってはプライオリティ・パスが利用できる場合もあります。年会費がかかるという事はそれなりのサービスや優待・特典などがあるという事です。