クレジットカードに付いている保険の自動付帯と利用付帯の内容や違いは?

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クレジットカードに旅行傷害保険にが付帯している場合には、自動付帯と利用付帯の2種類が存在し、保険の詳細にはどちらであるかが明記されています。この2つを理解っしていないといざという時に付帯保険の補償を受けられないので注意が必要です。

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クレジットカード付帯保険の自動付帯と利用付帯の違い

初めにも紹介したようにクレジットカードに付帯する旅行傷害保険には自動付帯と利用付帯の2種類があります。

単に海外旅行傷害保険付帯や、国内旅行傷害保険付帯と書かれていても必ず保険が付いているとは限りません。詳しく保険のあらましを読むと自動付帯なのか利用付帯なのかが書かれています。

この2つの違いについては、

  • 自動付帯:カードを持っているだけで付いている
  • 利用付帯:カードで旅費等の支払いをするなど条件がある

というような違いがあります。ですので、単に旅行傷害保険が付いているから安心と思っていても、実は条件を満たしておらず保険が付いていない状態で補償も受けられなかったという事もありえますので注意が必要です。

自動付帯とは

自動付帯とは、そのクレジットカードを持っているだけで自動的に保険が付いているというものです。特に何も手続きや契約も必要ありません。

例えば海外旅行傷害保険が自動付帯となっていれば、そのクレジットカードで航空券やツアー料金などを支払っていなくても海外旅行傷害保険が付帯しており、一般的に保険対象期間(保険責任期間)は旅行開始期間から最高3ヶ月間(90日)が補償対象というものが多いです。

尚、自動付帯はそのクレジットカードを契約している間は何度利用しても付帯します。その年に1回旅行に出かけて更にその後2回目の旅行をしても自動的に付帯します。別途保険料が発生することもありません。

自動付帯のカードを複数持っていた場合

クレジットカードを複数枚持っている方もおられると思いますが、それらのカードに保険が自動付帯であった場合、一般的に傷害死亡・後遺障害は他のカードや保険のうち最も高い金額を限度としてそれぞれの保険から按分して支払われます。

それ以外の治療費用などは、複数のカードや保険の保険金を合算した範囲内で実際の損害額を限度としてそれぞれの保険から按分して支払われます。

利用付帯とは

利用付帯とは、そのクレジットカードで旅行費用等を支払うなど、定められた条件を満たすことで保険が付くというもので、条件を満たさなかった場合には保険が付かないというものです。

利用付帯の場合も一般的に保険対象期間(保険責任期間)は旅行開始期間から最高3ヶ月間(90日)が補償対象というものが多いです。

また、クレジットカードを契約している間は次に紹介するような条件を満たしていれば何度利用しても付帯します。

利用付帯の条件

国内・海外旅行障害保険の利用付帯の条件としては一般的に以下のようなものがあります。

  • 事前に公共交通乗用具の利用代金を決済した場合(国内・海外)
  • 事前に宿泊を伴う募集型企画旅行の代金を決済した場合(国内・海外)
  • 出国後に公共交通乗用具の利用代金を決済した場合(海外)
  • 事前に宿泊施設の宿泊代金を決済した場合(国内)

公共交通乗用具について

公共交通乗用具とは、いわゆる公共交通機関等が該当します。飛行機、電車、船舶、バス、タクシーなどが当てはまり、各種法令に基づいて運行等されているものが当てはまります。

宿泊を伴う募集型企画旅行について

宿泊を伴う募集型企画旅行とは、旅行会社が旅行目的や日程、宿泊、交通手段、観光などのサービス内容や料金をあらかじめ設定して参加者を募る旅行をいい、いわゆるツアー(パッケージツアー)やパック旅行に該当します。

補償項目によっては自動付帯と利用付帯で補償額が違う場合もある

クレジットカードの種類によっては、主に傷害死亡・後遺障害の補償項目で、自動付帯と利用付帯によって補償額が異なる場合があります。

例えば、三井住友カードのクラシックAカードの場合、以下の様になっています。

補償項目 保険金額
傷害死亡・後遺障害 合計2,000万円(最高)
自動付帯300万円
利用付帯付帯1,700万円

この場合、傷害死亡・後遺障害の補償額は最高で2,000万円ですが、自動付帯と利用付帯の両方が記載されています。2,000万円と言うのは2つの合計であり、そのクレジットカードで旅行代金等を決済していなくても、300万円までの補償があります。

そして、そのクレジットカードで旅行代金等の決済など条件を満たすと利用付帯となり、1,700万円までの補償となります。もちろんこの場合、自動付帯分もプラスされますので、旅行代金等を支払っていれば、300万円と1,700万円の合計2,000万円までの補償となる仕組みです。

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自動付帯と利用付帯のカードを上手く利用し保険責任期間を延ばす方法

海外旅行傷害保険では、保険責任期間は一般的に最高3ヶ月間(90日)である場合が多いですが、自動付帯のクレジットカードと利用付帯のクレジットカードを使って保険責任期間をさらに延ばすという裏技のような方法がよく紹介されています。

これは、海外に出国してからある程度経過してから利用付帯のクレジットカードで出国後に公共交通乗用具の利用代金を決済してそこから保険を新たに適用させるという方法で、それまでは自動付帯のカードでカバーする方法です。

この方法なら90日以上も保険を適用させる事が可能というものです。

ただ、多くの方は海外に90日以上滞在することはまず無いでしょうし、出張なら一般的に会社が保険をかけますし、留学であれば損保会社が提供する保険の方がより充実しているので、とてもお得なのかというとちょっと現実的では無いかな?と思います。

※ クレジットカードの種類によっては、出国後の公共交通乗用具の利用代金を決済という条件が無く事前決済のみという場合もありますので、どのカードでもできるものではありませんので注意が必要です。

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- 付帯保険の基礎知識